top of page

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症とは
細くて本来は肉眼で確認できないような皮膚表面の細い血管(毛細血管)が太くなってしまう病気です。
顔面では非常にありふれた病気で小鼻周囲の毛細血管拡張を持った人は非常に多いです。私の印象では小鼻の横の毛細血管拡張症は女性に多いように思います。
治療の必要はありませんが気になる方はレーザー治療で治療できます。
治療
532nmの波長でロングパルスヤグレーザーを照射すると1回でも明らかな症状改善が認められます。
残った病変が気になる場合は複数回繰り返します。しかし532nmは赤色に良く反応する代わりに皮膚の浅いところまでしか届きません。
そのため表面ではなく皮膚の奥にある場合は1064nmで照射する必要があります。しかし1064nmの波長は皮膚の奥まで届く代わりに赤色への選択性は劣るため532nmほどの効果はなく一部の血管(太いものや皮膚の深部にあるものは難しい)は何度照射しても消えないこともあります。
治療後のケアについて
必要に応じてすぐにメイクで肌の赤みをカモフラージュすることができます。日焼けや皮膚の剥がれの症状を隠すのに役立つ低刺激性の保湿剤を塗ります。皮膚を刺激し、治癒プロセスを妨げる可能性のある AHA やレチノイドなどの有効成分を含むクリームは避けてください。腫れを防ぐために、治療した部位で寝ないでください。たとえば、顔に治療した場合は、横向きではなく仰向けで寝てください。治療中および治癒期間中は日光への露出を避け、SPF30以上の日焼け止めを使用してください。
必要な治療回数
少なくとも1か月(推奨は2ヶ月)の間隔をあけて、3-5回
bottom of page
